パスカル・ドヴァイヨン先生の講座へ行く
普段は生徒を教えていますが、時には私も今でも生徒側になる事もあります。
演奏会前に偉大なピアニストのレッスンを受けに行ってアドバイスをもらう事もあります。昨日はドビュッシーを勉強しに講座へ行ってきました。私はあまりドビュッシーを演奏会で取り上げる機会は少ないですが、生徒達にはよく弾かせています。イマジネーションによって音色の引出しも増えますし、好きじゃなくても必ず勉強はしてほしいと思っています。
さて昨日(2020年1月26日)は朝8時にドビュッシーの人形のセレナードを生徒にレッスンして、その後パリ時代の盟友ピアニスト中山ナミコさんとドヴァイヨン先生のレクチャー「DEBUSSYのユーモア?!」を拝聴しに虎ノ門B-TECスタジオ(ベーゼンドルファーのショールーム)へ。
パスカル・ドヴァイヨン先生(通訳は村田理夏子先生。)が生演奏を交えながらテーマ『ドビュッシーのユーモア」を大変わかりやすく興味深くレクチャーをしてくださりました。間近で極上の音楽を聞かせて頂き月並みですが「音楽って本当に美しい」と思わせてくれる瞬間が何度も。。。シンプルだけどとても大事なだと思うので大切にしたい事です。
ドヴァイヨン先生は最近CDが新発売になられて、(私はCDプレーヤーが無いのでダウンロードしました、本を読みながら聞くと一層興味深い!)本もなんだかおしゃれで面白そう。下記Amazonのリンク貼っておきます。
私の生徒の中に今ドビュッシーの前奏曲を練習している生徒はいませんが^^; 勿論その他のドビュッシーの曲(子供の領分など)にも生きる練習のヒントが沢山詰まっていそうです。ゆっくり読んで勉強します。
私はベルリン芸術大学在学中はドヴァイヨン先生の門下生ではなかったのですが、一度オープンマスターコース(自分の先生以外の公開レッスン)と、サマーアカデミーに参加して何度かレッスンをして頂いた事があります。 音楽・演奏に対する厳しさと作曲者へのリスペクトを忘れない姿勢は本当に、ピアニストとしても教育者としても尊敬致します。いつも背筋をシャキッとさせられます(笑)
気合を入れ直して次のコンサートの準備と生徒達としっかり向き合う事を頑張ります。